歴史・文化の香るノスタルジックな雰囲気の宇治で、
親子参加型ワーケーション
宇治は京都駅からJR電車で約20分とアクセスもよく、世界遺産の平等院や宇治上神社をはじめ、多くの歴史的文化的遺産を有する、「源氏物語」宇治十帖の舞台にもなったまちです。また、「宇治茶」は世界に誇る銘茶の代名詞であり、宇治の象徴でもあります。都会の喧騒から離れ、ゆったりのんびりとした雰囲気の中で、親子で静かなひと時を過ごすことができます。また、坐禅体験やお点前体験などを通じて精神統一することで、仕事や勉強の集中力が高まったり、発想力が向上して新しいアイデアを思いついたりといった「マインドフルネス」の効果も期待できる体験もご用意しております。
1. 「興聖寺」でマインドフルネスとしても注目される坐禅体験
坐禅体験ができる興聖寺は禅宗の一つである曹洞宗において日本最古の寺院です。その発祥は1233年に中国から帰朝した道元禅師が伏見深草に日本で初めて開いた禅宗寺院で、その後1645年に宇治に再興され現在に至ります。宇治川沿いの道から続く参道は「琴坂」と称され、紅葉の名所としても人気を博しています。
興聖寺では禅の精神を多くの人たちに知って欲しいという想いから、一般の方でも参禅者として受けいれています。本堂の内部をはじめ、実際に修行僧の方が寝起きされている僧堂や、道元禅師が自ら作ったと伝わる釈迦牟尼佛、伏見城の遺構である血天井、3つのお顔を持つ三面大黒天などを見学できます。
曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあります。坐禅は近年「マインドフルネス」としても注目されており、気分を落ち着かせリラックスさせる効果や、生産性を上げる効果もあると医学的にも言われています。忙しい日々の中で、心身を落ち着けたい時、悩みや心配から解放されたい時、心静かに坐禅を組み、自分自身と向き合う時間を作ってみませんか。
2. 宇治川の清流に佇む歴史ある閑静な旅館亀石楼でリモートワーク
宿泊施設は世界遺産「平等院」「宇治上神社」から程近く、山あいに囲まれた、宇治川の清流にたたずむ閑静な旅館「亀石楼」。最近ではアニメの舞台をファンが訪ね歩く「聖地巡礼」も広がっており、亀石楼はその拠点としても知られ、交流の場として親しまれています。
Wi-fi完備の各部屋は宇治川に面し、伝統と風格を備えた純和風。鳥のさえずりや、宇治川の流れを聞きながらする仕事はいつもよりも捗るかも。早起きして朝の宇治川を散歩した後、興聖寺で坐禅体験し、心身ともに整った後に仕事するのもおすすめです。希望すれば広めの部屋、仕事部屋も用意してくれるのもワーケーションツアーならではのおもてなしです。
ツアー中、楽しみの一つでもある食事は、名産の宇治茶と共に、亀石楼自家製のお出汁を使った会席料理。宇治抹茶を使った塩も特徴です。たくさん種類が出てくるので、目にも楽しく、お腹も心も満たされること間違いなし。
3. 全国的にも珍しい市営の茶室「対鳳庵」でお手前体験
宇治川の清流沿いに位置する茶室「対鳳庵」。 平等院鳳凰堂に相対していることから、この名が付けられました。着物姿の先生のお点前を間近で見ることができる本格的な茶室です。
宇治川のほとりでの優雅なひととき。香り高い本場の宇治茶を季節の和菓子と一緒に楽しめます。
茶道の所作を見る、宇治のお茶を味わう、お茶の心を感じるお点前体験。作法を知らなくても先生が優しく指導してくれるので心配ありません。茶室という非日常の空間で、茶器の色や形、感触、茶の香りを感じながら、1杯の抹茶を美味しく点てることに意識を集中し、心をリフレッシュしましょう。
4. 今を生き抜く力を育む、子育て山村留学プログラム
NPO法人子育ての森プロジェクトのある炭山は、宇治市の中心から少し離れた山あいの地域で、伝統的な京焼・清水焼の陶房を数多く抱える静かな地域です。豊かな自然の中で「自信と誇りをもって、未来に向かって生きていける」「豊かな子ども時代を生きる」をポリシーに日々活動しています。親と子が体験を共有できる子育ての環境をみんなで創っています。
里山には季節ごとに豊かな収穫物があり、子どもたちは五感を通して季節を感じることができます。また、山歩きや川遊びといった自然の中での遊びが思いっきりできるのも魅力。ツアー中は、参加者の子どもと地元の子どもも一緒に、みんなで昔ながらの遊び体験をします。
リモートワークしている間、子どもは親と離れて、懐かしい遊びの体験をしたり、昔ながらのおもちゃを作ったり、なかなか普段できないことをして過ごすのもO K。添乗員が付き添いますので安心して仕事に集中できます。いつもとは違う環境で、新しい友だちと遊んだことはきっと素敵な思い出になるでしょう。
5. 江戸時代から続く佐原農園で食育&農業体験
江戸時代から宇治市内で農業を生業としてきた佐原農園。京の伝統野菜の「伏見とうがらし」を中心に、トマト、ナス、タマネギなどを栽培しています。代表の佐原さんは「地域の人たちと一緒に農業を盛り上げていきたい」という想いで、オリジナルケチャップを作ったり、京野菜の新たな食べ方を提案したり、日々新しい挑戦に取り組んでいます。
子どもたちへの食育を大切にしている佐原さんは、農業体験や農場見学などを積極的に受け入れています。京野菜の栄養価や効能についてだけでなく、命の重みをわかってもらえるよう「いただきます」の意味や「農業は命をつなぐ大切な仕事」ということも伝えています。農業体験を通じて、食についても改めて考えてみるきっかけになるかもしれません。
6. 親子で楽しめる宇治市の魅力・アクティビティ
宇治川は日本最大の湖・琵琶湖から流れ出る唯一の河川です。宇治川沿いの道を散策しつつ、お目当てのカフェなどに立ち寄るのもおすすめ。宇治川の中洲には公園もあり、川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
日本国内初の人工ふ化で誕生した「うみうのウッティー」。宇治川公園内の鵜小屋で飼育されているので散歩がてら、かわいいウッティーを間近で見ることができます。夏の風物詩でもある「宇治川の鵜飼」では、女性鵜匠の鮮やかな匠の技を披露する姿を観覧船から見学できます。
観光客で賑わう平等院表参道は、室町時代から続く宇治茶の老舗が並び、宇治の特産品も充実した伝統のある表参道です。また、お茶の香りがする通りとして「かおり風景100選」にも認定されています。平等院表門につながるこの歴史道を茶の香を楽しみながら散策し、宇治浪漫を満喫しましょう。
食べ歩きが楽しいのも宇治の魅力の一つ。
中宇治エリアでは、宇治茶を使った和スイーツはもちろん、様々なグルメを堪能できます。きっとお気に入りのお店が見つかるはず。商店主有志が集り、地域食材を活かした、誇りとおもてなしの詰まったご当地グルメ「宇治茶漬け」もおすすめ。
京文化を優雅に演出した伝統ある工芸「京くみひも」。現在では和雑貨やアクセサリーとしても愛用されています。「昇苑くみひも」宇治本店では、組紐を手で組む手組み体験を開催しており、自分で糸から紐になるまでの「組む」体験ができ、出来上がった紐でオリジナルストラップなどを作れます。宇治での思い出の品になること間違いなし。
宇治市でのワーケーションは、伝統的な雰囲気の中でゆったりワークしたり、坐禅でマインドフルネスを高めたり、いろんな体験が可能です。また、忙しない日常から離れて静かにゆったりとした環境で仕事したい方や、親子で参加したい方におすすめのプログラムです。
【こんな企業におすすめ】
- 親子でワーケーションを楽しみたい
- いつもと違った環境で仕事や体験をしたい
- 喧騒から離れ、ゆったり落ち着いて過ごしたい