実施例(体験講座)

視覚障がい(者)疑似体験で『見えない世界と、見えにくい世界』を体感!
視覚障がいがある人への配慮を学ぶ

実施概要

テーマ : 街中や駅のホームで困っている人を見かけたら、あなたは声を掛けられますか?

  • 流れ

    開始→ファシリテーターより活動概要・ねらいを説明・各道具の説明→<見えない世界体験/活動説明と歩行体験>→<見えにくい世界体験 ①視野狭窄、②白内障、③中央暗点、④角膜の黄変の症状 *視野狭窄では歩行体験 感想 フィードバック(学び/まとめ)→終了

  • 所要時間

    50分×1コマ

  • 対応可能人数

    20~100名

  • 場所

    体育館や講堂等、全体で一度に行なうプログラムです

体験内容

1. 見えない世界体験

アイマスクを使用して、「見えない世界」での歩行(平らな道、階段等)や指先の感覚(日本円硬貨 ※1)を体験していただきます。
「見えない」障がいの「不安感」や「不便さ」を体感していただくだけでなく、視覚以外から得られる情報を活用する体験をすることも目的としています。

※1. 日本円硬貨は学校側でご用意をお願いいいたします。

全盲体験|歩行体験

2名1組になって、交互に体験をしていただきます。
予め設定をした➀階段、②坂道、③細い道、➃その他障害物などの課題コースに沿って歩行体験をしていただきます。
見えない恐怖感を体験するのではなく、視覚以外の感覚を使いながら周辺の安全を確かめながら、移動することの難しさを体験していただきます。

全盲体験|日本円硬貨確認体験

硬貨(100円玉、50円玉、10円玉、5円玉、1円玉)のそれぞれの違いを理解して、指定した金額を財布(紙皿)の中から取り出します。制限時間を設け、店頭で支払いをすることを想定した体験です。

全盲体験|歩行体験

全盲歩行体験イメージ

全盲体験|日本円硬貨確認体験

2名1組になって、交互に体験をしていただきます。
予め設定をした➀階段、②坂道、③細い道、➃その他障害物などの課題コースに沿って歩行体験をしていただきます。
見えない恐怖感を体験するのではなく、視覚以外の感覚を使いながら周辺の安全を確かめながら、移動することの難しさを体験していただきます。

硬貨(100円玉、50円玉、10円玉、5円玉、1円玉)のそれぞれの違いを理解して、指定した金額を財布(紙皿)の中から取り出します。制限時間を設け、店頭で支払いをすることを想定した体験です。

2. 見えにくい世界体験

「視覚障がい者=全盲」という間違ったイメージを払拭し、全盲体験だけでなく、様々な見えにくさを、特殊メガネにより、疑似体験していただき、「不便さ」や「視覚以外の感覚を駆使しながらも、不安を感じて移動されていること」を体験することで、当事者の方々への理解を深めることを目的としています。
①視野狭窄、②白内障、③中央暗点、④角膜の黄変の症状のある方等が、どのように見えているかを体験 。

白内障体験

中高年から症状があらわれます。80歳以上の方の9割が白内障だと言われており、天候や時間帯によって周辺の見え方が異なります。白内障により普段見えているものがどのように見えるかを確認します。

視野狭窄体験

専用メガネを掛けて、床に貼ったテープに沿って歩行していただきます。視野狭窄の方は足元に視線が集中してしまうため、足元以外の障害物に接触する危険があります。白杖をつき、周りの安全を確認しながら歩行します。

中心暗転体験

中心(見たいもの)が見えにくい状態を体験していただきます。視野狭窄と比べて、視野は広いですが、視点を合わせるための動作(無駄な動き)が多くなるためストレスを多く抱えます。

角膜黄変体験

白内障同様、中高年から症状があらわれます。天候や時間帯によって周辺の見え方が異なります。角膜黄変により普段見えているものがどのように見えるかを確認します。

生徒の感想

実際に体験した感想

  • 視界が制限されると思ったより不自由で、視覚障がい者の方の気持ちがよく分かった。
  • 障がい者の方から見る景色はどういう感じなのか等を知れてよかったし、いつか視覚障がい者のことをサポートすることがあったら今回学んだことが活かせると思った。
  • 普段見えている世界が見えなくなって怖かったけど、少しだけ視覚障がい者の気持ちが理解できた。
  • 普段と見え方が違うことや、普段気にしていないことにも、意識したりできたことがよかった。
  • 体験してみると、ただ歩くだけで上手くいかないことがあって、助けてくれる人の必要性を実感した。
  • 体験する前はどういう視覚障がいがあるのかなど、あまり知らなかったけど、今回体験してみて、どういう視覚障がいでどのような影響があるのか等を知ることが出来ました。また、目が少しでも見えないことはとても怖いことだと思いました。私たちが今できることをしっかりと考えることが大切だと思いました。
  • 今回、新しい経験をさせていただいて、視覚障がいのこととかについてよく知れたし、自分もその立場に立ってみて、すごく怖かったし、困ることも沢山あって、介護者の方とか周囲の支えとかが大切だと思ったので、私も支えてあげるようにしたいです。
  • 全盲を体験してみて、こんなに真っ黒な中での生活をしているのだと思うとすごく怖いし私にはできないなと思ってしまいました。街中でもし視覚障がい者が困っていたら、声を掛けようと思いました。
  • 何も見えなくてどこを歩いているかわからなかったけど、よく耳を澄ますと、蝉の声が聞こえてきたり、ペアの子が誘導してくれたりして安心して歩けました。でもやっぱり怖いので、実際に見かけたら、絶対に助けたいです。
  • 最初は怖い気持ちもありましたが、会話をしたり、案内されて、怖い・不安などの気持ちが全くなく体験しました。またしっかりと「階段」などのことを言わないとわからないことが沢山あって、事故のリスクが高いことがわかりました。
  • 当たり前に生きていられていることにあらためて感謝した。自分が実際に体験することが出来たから、頭でも身体でも感じ取ることができて良かった。放っておけないと思った。
  • 視覚障がいの人の苦労が少し分かったような気がしました。これから見かけたりしたら、積極的に声を掛けたいと思います。
  • 実際に体験してみて目が見え ないと生活するのが大変ということを知ることができたので、だれか困っている人がいたら声を掛けられるようにしようと思いました。

視覚障がいがある人たちが安心して外出するために必要なことは?

  • 駅などホームドアをしっかりと付ける。ガードレールなどがない道を歩くのは不安だと思うから。白い線などはもっとわかりやすくする。
  • 学生時代にこういった疑似体験をして、視覚障がい者が日々感じている思い(恐怖・不安など)を体験すれば、理解者が増えて安心して外出できると思った。
  • 障がいを持っていない人が、もっと障がいについて知れば、安心して外出できると思います。
  • 今でも駅のホームドアがついていない駅があるけど、絶対につけなくてはいけない制度にする。
  • 案内が、案内板だけでなく音声案内をつければ、もっと安心して動き回れると思う
  • 白杖をもっと進化させる(障害物を察知して知らせる)

アンケート結果

2020年7月30日に実施した都内私立〇〇高校(1年生)の視覚障がい疑似体験の参加アンケート結果

Q1. 体験していかがでしたか?

Q2. もっとも印象に残ったのは?

Q3. 体験会以前の声がけは?

Q4. 体験会後の声がけは?

Q3. 体験会以前の声がけは?

Q4. 体験会後の声がけは?

町中で視覚障がい者を見かけたら、声掛けをしますか?(72名回答)