ユニバーサルツーリズム(課題解決型)の取り組み

学校との連携

①小学校~高等学校の課外授業等で実践する「心のバリアフリー」の実践プログラム提案、②各種専門学校、大学等でのユニバーサルツーリズム関連講座の提案をしています。

事例紹介

例1首都圏の中学校・高等学校を対象にした「心のバリアフリー」プログラムの提案

実施内容

「ユニバーサルデザイン2020行動計画」に基づく、2020年度学習指導要領改訂に向けた『心のバリアフリー』教育の新規プログラムのご提案

2011年に障害者基本法が改正され、心身に障がいがあっても普通学級で教育を受ける選択肢が増え、教育現場における共生社会への1歩が踏み出されました。そして、2020年7月より「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催されることになり、障がいがない方に対して、教育・企業・地域において「共生社会・人権教育・障害者理解」を促進するための“心のバリアフリー”研修や授業が積極的に実施されるようになってきています。そのような中で、近畿日本ツーリスト首都圏では、グループ全体で20年間以上も実施してきました「誰もが自由にいつでも旅に出かけられる社会を目指す“ユニバーサルツーリズム推進事業“」での様々な経験を通じて培ったノウハウや人脈を活用した“心のバリアフリー”を推進する活動を始めました。心身に障がいがありながらも社会で活躍されている方の講演などの座学研修から、東京2020パラリンピック正式種目「ボッチャ」の体験、高齢者・視覚障がい者疑似体験などの体験研修等、幅広く教育現場の皆様のご要望に応じたプログラムをご提案いたします。詳細のご説明をご希望される方は、お問い合わせフォームをご送信ください。専任スタッフがご説明に伺います。

一部講座紹介
タイトル 内容  
もっと知りたい補助犬 各補助犬のデモンストレーション、身体障害者補助犬法について学ぶ講座、質疑応答、視覚障がいがい者自動車運転ツアーの紹介、盲導犬ユーザーの声
*視覚障がい者手引き体験と併せて実施も可能です。(30~60分追加)
所要時間:2~3時間
参加人数:100名以上OK
高齢者疑似体験 高齢者疑似体験キットを装着して学校校内を歩行します。このプログラムでは、身体の各部位を拘束することによって、普段の動きと比較して不自由さを感じていただき、高齢者(片麻痺)の気持ちを体感することができます。 所要時間:120分
参加人数:30名
車いす介助体験 手動車いす(自走式)に「のる」「押す」を体験する。
*車いすユーザーの体験談を聞いていただくプログラムと併せて実施も可能です。(60~90分追加)
所要時間:120分
参加人数:30名
ボッチャ競技体験 東京2020パラリンピックの競技種目。競技種目の中で、唯一、障がい者・健常者が一緒に楽しめるスポーツです。実際に競技を体験していただきます。
*選手によるデモンストレーションを付けることも可能
所要時間:2~3時間程度
参加人数:30~100名
視覚障がい者への手引き体験 視覚障がい者の手引き体験を通して、見えない世界と見えにくい世界を理解していただきます。 所要時間:120分程度
参加人数:100名以上OK
高齢者福祉施設見学会 東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向けて、東京を中心に街・交通のバリアフリー化が推進しています。実際に自分の目で見学していただきます。
*学校がある市区町村での実施も可能です。
半日/午後
参加人数/20名程
担当者の声
以前より、ユニバーサルツーリズム促進活動を更に推進するために、障がいがない人たち(特に若い世代)に対して、障がい(者)理解を促進していくことが大変重要だと考えていました。そのような中、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に社会が大きく変化するに伴い、学校教育において「心のバリアフリー」を推進する動きが出てきました。近畿日本ツーリスト首都圏・教育旅行部の各支店と連携をとりながら、課外活動での心のバリアフリープログラムを積極的にご提案していきたいと考えています。

2019年12月より受付開始