バリアフリー旅仲間・四国お遍路
募集型企画旅行商品
本ツアーは、車いすをご利用の方でも「四国お遍路」を楽しんでいただけるように、介護福祉士&公認先達の資格を持つ添乗員が、第1番札所から、第88番札所までの全行程をバリアフリー(車いす)の視点で、下見・調査し、段差(階段)やトイレなどに配慮して、安心して四国お遍路の魅力を体感していただけるように企画いたしました。天気が良い日は、歩きお遍路も体験していただき、地元の方々との触れ合いやお接待もお楽しみいただきます。1国参り(全4-5回)を1年半で巡ります。
1. 安心して空の旅をお楽しみいただけます
四国の各都市へは、航空機を利用しますが、日本航空または全日空ともに、羽田空港には「スペシャルアシスタンスデスク(専用カウンター)」があり、チェックインからご搭乗(機内)までに、航空会社による配慮が必要なお客様へのサポートがあります。車いす対応トイレが近くにある待ち合わせ場所に、ご集合いただいた後、添乗員がご案内します。
(中部・関西エリアからのご参加される方は、新幹線・高速バスなどをご利用いただき、現地集合・解散でお遍路にご参加いただくことも可能でございます)
車いす利用のお客様は、チェックインカウンター(スペシャルアシスタンスデスク)にて、空港にある専用車いすにお乗り換えいただき、搭乗ゲートまで向かいます。歩行が困難なお客様は、専用車いすの乗ったまま機内のお座席まで、移動することができますので安心です。また、ご搭乗前には、お手洗いへのご案内もいたしますが、ご搭乗中(飛行中)に利用をご希望される場合でも、機内用車いすを使ってご案内いたしますので安心ください。
2. 初めてのお遍路でも、先達が同行するから安心です
お遍路用品は、徳島空港に到着後(お遍路スタート前)に、ご購入していただきますので、事前にご準備(ご購入)していただく必要はございません。同行する先達及び、専任添乗員が、必要最低限の準備をご提案します。
最初にご参拝いただく、第一番札所・霊山寺では、参拝のマナーや注意点をお伝えしながら、ご案内をいたします。読経は、皆さん揃って行いますが、最初のうちは、読経が上手くいかない方が多いですので、ゆっくり丁寧に行なっていただきます。
バリアフリー四国お遍路ツアーでは、読経を行なっていただく際の「(専用)読経用資料」を作成しています。文字は、見やすい字体と大きさにし、片麻痺の方でも持ちやすいように、ラミネート加工しています。 *市販のものは、文字が小さかったり、ページ数が多かったりと、使いづらいというお客様の声から、専用のものを作成いたしました。
3. 天気の良い日は、歩きお遍路も体験していただきます
四国お遍路での移動は、主にジャンボタクシーを利用しますが、天気のいい日は、「歩きお遍路体験」をお楽しみいただけます。歩きお遍路では、他のお遍路さんや地元の方たちとの交流やお接待を受けながら、一味違うお遍路の魅力を体験していただきます。
4. お遍路は、ゆっくり休憩を取りながらご案内します
巡拝中は、お昼休憩以外にも、おやつ休憩として、お休み処にも立ち寄りながら、ソフトクリームやコーヒーなどで、渇いた喉を潤していただきます。体調管理も気を配りながら、定期的に水分補給のご案内を行ないます。
5. 夕食は、地元の食材を使ったメニューでおもてなし
四国は、海の幸と山の幸に恵まれ、お食事もお遍路ツアーの楽しみにひとつになっています。昼食は、巡拝スケジュールによって、軽食でのご案内になりますが、その分、夕食は、地元の食材を使った郷土料理を中心にご案内します。
6. 参拝方法は、皆さんのペースに合わせて無理のないやり方で
ご参拝(読経)していただく場所は、主に本堂(大師堂)の階段下になりますが、その日の体調や、天候、参加者のご要望により、本堂の階段を上がり、ご参拝いただくことがございます。
ご参拝(読経)していただく場所は、できる限り本堂(大師堂)に近いところで行ないます。札所によっては、駐車場から長い階段を上がらないとたどり着かない箇所もございますが、お線香や納め札等は、同行する方や添乗員等が代わりにお手伝いいたします。
担当者の声
2022年4月18日(月)から5日間で、バリアフリー四国お遍路・徳島県ツアーをご案内いたしました。
2018年まで、20年間実施してきた「(物理的課題を解決する)バリアフリー旅行」から、社会課題解決に貢献する「(仲間作り・リハビリ等を目的とした)バリアフリー旅行」 として、リニューアル実施です。
2021年度高齢社会白書によると、「60歳以上のおよそ3人に1人(31.3%)が、“家族以外に親しい友人がいない”」という調査結果が内閣府から発表されました。5年前の調査から5.4%も増加しており、今後もその傾向は変わらないと考えています。急速な超高齢社会への移行による「独居の高齢者世帯の増加(2021年時点で約630万人)」など、様々な社会課題を、旅を通して、少しでも「高齢者の孤独化」を改善できる取り組みにしたいと思います。ちなみに、アメリカ・ドイツ・スウェーデンは、10人に1人の割合です。